地球温暖化の国際交渉をフォローしたいところです


by togura04

<   2009年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧


 ツイッターでのおのおのの人たちのつぶやきの元文章は、http://twitter.com/ の後ろに@を除けたもの、koubou などをつければ http://twitter.com/koubou 読むことができます。

 いやまあ、しかしよく鳩山首相は25%を公約に掲げたものだ、と感心します。

 時刻はずれているような。

Tue, Sep 22
* 23:43 日本の排出に占める輸出の寄与はどうしますかね? RT @koubou: 中国の二酸化炭素排出量の半数近くが輸出用生産に伴うとの推定を見ると、途上国への生産に伴う二酸化炭素排出量削減の要求が、間抜けに見えてしまう。先進国側での「輸入による二酸化炭素排出量の移転」への対策のほうが急務

* 23:23 RT @kta09: [政治]asahi.com(朝日新聞社):鳩山首相の演説全文 国連気候変動ハイレベル会合 - 政治http://tinyurl.com/nfqodq

* 22:29 CAP製のアメリカ人への説得材料です。 RT @climateprogress: Myth vs. reality on international climate negotiations http://bit.ly/7Phwp

* 18:02 @DMiliband FM Okada has been head of Climate Team in DPJ. [in reply to DMiliband]

* 14:45 しゃべったかな?重要。 RT @ClimateGroup: RT @shanahanmike Obama said he wants G20 to get rid of subsidies that promote fossil fuel use #climateweeknyc

* 14:39 発言要約ブログ記事進化中。 RT @tcktcktck: Hu Jintao just spoke - more mngt of expectation regarding emission reductions - not bad : http://bit.ly/NFvNR

* 14:30 鳩山首相のイニシアティブを聞きました。残念ながら英語の原稿棒読みでした。どうして日本語でしゃべらないかなー。プロンプターも使わせてもらえばよかったのに。終わってからも一目散で会場外へとは芸がないですね。

* 14:16 Webcast、復活しないままですね。残念ながらひとまずお休みを。

* 14:13 原則論から。共通だが差異のある責任、がクリティカルに重要。相互利益の取り組みであるべき。長期的な利益にもなること。…。Webcastが落ちました。

* 14:10 中国の胡主席の登場。今日一番の注目株か?

* 14:10 カーボンニュートラル=ネットでの100%削減ですからねー。TBSも報道で温暖化対策の数値目標紹介を始めていますね。

* 14:08 モルディブの代表は1.5℃と350ppmの大気中CO2濃度はパラレルに扱っているようですね。2020年までにカーボンニュートラルとなる、との宣言も紹介しました。

* 14:05 モルディブの代表は、先進国が1.5℃の昇温に抑える必要性を認識し、歴史的責任を認め、法的拘束力のある大幅な削減を行うよう求めました。 途上国には・・・略。

* 13:59 演説の中であまり注目はなかったかと。演説が終わった後、退場してしまうのは興ざめです。席に座れば良いのに。

* 13:52 プロンプター確認しました、ハハ。でもまあほんとに自信満々の演説です。

* 13:50 オバマ氏は今もやはり左右にプロンプターを置いて読んでいるんでしょうか??

* 13:48 やはりCNNでもオバマ発言を全部生中継していますね。

* 13:46 オバマ大統領の登場。 CNNでもかな?

* 13:37 CNNは他のニュースを紹介しながらも、オバマ氏の発言待ちでパンギムン事務総長の演説を口パクの様子を小さな画面で見せています。次はパチャウリIPCC議長。

* 13:17 CNNでも温暖化の報道、国連ウェブキャストも聞きながら。 http://www.un.org/webcast/

* 13:07 なかなか大物の論説が。 RT EdMilibandMP My article from today's Guardian http://tiny.cc/gBpDv "Poker diplomacy has to end" #COP15

* 01:18 RT @grist: FTW! RT @drgrist: Courts hand down HUGE decision: CO2 emissions from power cos.="public nuisance," http://bit.ly/txGdR

* 01:07 国連のウェブキャストでオバマ・鳩山演説を視聴できます。 RT @climateprogress: If you want to watch Obama’s big UN climate speech Tuesday morning http://bit.ly/KQd0k

Mon, Sep 21
* 22:50 RT @tcktcktck: Chinese President Hu Jintao will announce new plans to fight global warming at a U.N. http://bit.ly/3l4niI (@all_about_warm)

* 22:44 RT @se2009eu: "We must pick up the pace in the climate negotiations": http://bit.ly/3wRUpn #cop15

* 09:39 連立交渉の裏側 RT @midorinet002: 「野の声よ、廟堂で叫べ」 民社国政権発足(早野透)/辻元清美さん国交副大臣に就任。 http://tinyurl.com/krmqt3

* 08:22 途上国支援関係 http://ff.im/8slQP

* 06:54 ブラウン英首相、出席を公言。 RT @hlsdk: Gordon Brown and the likes are welcome in Copenhagen http://bit.ly/46XRVN #climate #cop15

* 04:19 オバマとも張り合える宇宙人型内閣。 RT @japantimes Japanese Perspectives > 'Alien' prime minister, new-look Cabinet bring change to old poli http://ow.ly/qfcG

---
 さて、1日だけの特別セッション、国連気候サミットではどんな進展があったでしょう?
プログラムはこちら。 鳩山首相スピーチの英文原稿もすでにアップされています。


 最後に、デンマークのラスムッセン首相よりの最後のスピーチを紹介しておきます。

”The political will is there. But the agreement is not.
 政治的意思は表明されました。しかし合意はできていません。

In the coming days and weeks we need progress at unprecedented pace.
来る日々に、我々はかつてないペースで進歩を見なければなりません。

Success will depend critically on the continued engagement of Heads of States and Governments.
成功は首脳が継続してコミットするかどうかにかかっています。

As we approach a global agreement, Denmark intents to invite all Heads of States and Governments to come to Copenhagen and close COP15 at the summit level.
 すべての首脳に、コペンハーゲンCOP15に来てもらうよう招待しています。

Transforming our individual political commitments into a global agreement will take collective political determination at an unprecedented scale.

It is necessary. It is doable. And it is in our hands.

December is the time. Copenhagen is the venue.

I welcome you all to COP15.

Thank you.”

 鳩山首相はコペンハーゲンに行くことになるのでしょうか?
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by togura04 | 2009-09-23 11:31 | 雑記

途上国支援関係

産経:「25%削減」国連で表明決定 途上国支援も提唱 
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090920/plc0909202009008-n1.htm
 ”途上国支援では、国別の行動計画を策定して積極的に削減に取り組んでいる国に対し、技術移転や資金拠出で後押しすることを表明する。”

産経:クールアース資金の拡充検討 途上国の温暖化対策支援
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090921/fnc0909210109000-n1.htm
 ”鳩山由紀夫首相が22日の国連気候変動サミットで提唱する途上国支援「鳩山イニシアチブ」の財源として、政府が自公政権の設けた約1兆2500億円の「クールアース・パートナーシップ」の拡充を検討していることが20日、分かった。”
 ”クールアース・パートナーシップは、「排出削減と経済成長を両立させ、気候の安定化に貢献しようとする途上国に対する支援」として平成20年に創設。5年間で1兆2500億円を拠出する計画だ。”

時事:日本は最大5900億円負担も=途上国の温暖化対策で-欧州委案
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009092100149
 ”欧州委は、地球の平均気温上昇を産業革命前の水準に比べセ氏2度以内に抑えるとの国際目標を達成するには、20年時点で途上国の温暖化対策に総額約1000億ユーロ(約13兆4000億円)が必要と推計。うち220億~500億ユーロを先進国と主要途上国が支援する必要があると見積もっている。”
 ”各国・地域の支援額については、国内総生産(GDP)の規模と温室効果ガス排出量を組み合わせた分担表を付属資料の中で例示。日本の負担割合は、GDPだけに基づいて算定すると支援額全体の8.74%、排出量だけに基づくと2.97%。この結果、支援額は約7億~44億ユーロと試算される。”


 コメント:途上国支援の想定の半分以上は、国際排出量取引関連と想定されますから、贈与分だけがこれだけということですね。実際には炭素税で国内から徴収することになるのでしょう。

 欧州委員会発表に関する元記事はこちら。
Euroactiv:Commission unveils first climate aid blueprint
http://www.euractiv.com/en/climate-change/commission-unveils-climate-aid-blueprint/article-185348

資料:Stepping up international climate finance: A European blueprint for the Copenhagen
deal
http://ec.europa.eu/environment/climat/pdf/future_action/com_2009_475.pdf
中身は、適応基金、緩和策のCDMなどなどに割り振る想定をしていますね。
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by togura04 | 2009-09-21 17:19 | 国内方針
 ツイッターのつぶやきを再構成しておきます。

NHK報道より
 明日日曜日には鳩山首相の下の7閣僚が集まって温暖化問題の閣僚委員会が開催される。

NHKより
 直嶋経産相は、「(20年25%削減は)国際的な合意ができるなら日本もやりますよ、というもの」と弁明。
コメント:
 しかし、EUは、「国際的な合意ができないなら」20%削減までで、他の国が乗ってくるなら30%まで深堀り可という提案内容です。どっちがリーダーシップを発揮したのかな??

読売:途上国の温暖化対策、EUが年最大2兆円支援へ
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090910-OYT1T00870.htm?from=nwla

コメント:
 まあ8%削減の国内対策費を日本の国際貢献と称していた麻生前政権の轍は踏めないはずですが、途上国支援の議論はできていないはず、ぶっつけ本番ですね。

>>@togura04 直嶋経産相は、「(20年25%削減は)国際的な合意ができるなら日本もやりますよ、というもの
>@northfox_wind: まず日本は30%削減できる算段を持って、25%で攻めるべきかな
コメント:
 途上国参加のための国際貢献案を用意しないと防戦一方のはず。
ユニラテラルの最低限目標がないのなら、決裂したらやる気のない数字じゃない、という批判が来て、国際貢献でズルズル譲歩を迫られることに。 (なるでしょう)

ということで、途上国向けの提案内容を定めること、が急務かと思います。


 参考までに、国立環境研究所が出していた、25%減(対策Ⅲ)の場合の経済への影響を示したプレゼンを紹介しておきます。
資料2-5 ①AIMモデルによる分析 ‐2020年排出量選択肢候補に関する検討-
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tikyuu/kaisai/dai06tyuuki/siryou2/5_1.pdf
 GDPの変化:2020年時点での対策Ⅱと対策0の差は0.8%減で、1年未満で追いつくレベルである。対策Ⅲでは対策0からの差は大きくなるが、年率1.1%の成長は確保している。
 家計の姿:可処分所得は、対策0では年平均1.1%で上昇する。対策が進むと対策0に比べて可処分所得は減るが、2005年以降、対策Ⅱでは年率0.9%、対策Ⅲでも年率0.5%の伸びは確保できる。

資料2-5 ②AIM/CGE [Japan]の概要
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tikyuu/kaisai/dai06tyuuki/siryou2/5_2.pdf
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by togura04 | 2009-09-19 20:55 | 国内方針

もっとも大事な一週間

AFP:Week of meetings could make or break climate effort
http://news.yahoo.com/s/afp/20090916/sc_afp/climatewarmingung20_20090916182636
PARIS (AFP)
会合のある来週一週間が気候対策の成否を分ける
を抄訳しておきます。

by Marlowe Hood Marlowe Hood – Wed Sep 16, 2:22 pm ET

 ワシントンDC、ニューヨーク、ピッツバーグで来週続けて開催される大事な会合が、2年間の気候変動と戦う努力が勝利に終わるか、それとも歴史の一コマとして放棄されるか、を決めるだろう。

 国連の旗の下で行われる交渉は、地球温暖化をもたらす温室効果ガス排出を減らし、干ばつや洪水、海面上昇に脅かされている貧困国を助けるために、12月にコペンハーゲンで条約を作るよう定められている。
しかし何ヶ月もこのプロセスは誰がどれだけ払うかについて先進国と途上国の対立で暗礁に乗り上げている。

気候週間と呼ばれる一週間とは:
 木金曜にワシントンでキックオフされる、世界の17カ国の大排出国が参加するMEF会合、
 来週火曜には国連パンギムン事務総長がニューヨークで気候サミットを行い、その後、24,25日の2日間はG20サミットがペンシルバニア州ピッツバーグで開催される。

 ジョン・ケリー米上院議員は「気候変動の議論にとって危機的に重要な瞬間だ」と電話インタビューに語った。「9月に起こることは、12月に達成可能なことの多くの基礎となろうとしている。」

 「いまの状況は少し絶望的で、時は私たちの手のひらからこぼれ落ちようとしている」とブラジル環境大臣カルロス・ミンクは語った。「コペンハーゲンでの合意が欲しいなら、今ここでの進展を見なければならない。」

環境グループも同調する。WWFのキム・カーステンセンは「これは政治決断を示し、温暖化に立ち向かう唯一無二の機会だ。9月の会合の場で新たで強力な政治的刺激がなかったなら、気候交渉は失敗する運命にある」と語った。

主要な躓きの石は、排出削減率と資金だ。

資金については、ギャップはさらに大きい。


 焦点の多くは、国連特別サミットで立場を表明するだろう二つの最大のCO2排出国、米国と中国に当たっている。
「危機的に重要な問いは、気候カタストロフィを予防できるほど大胆に行動できるパートナーシップを我々は結ぶことができるかどうかだ」とケリーは語った。
---
 そのほか、火曜日にはAOSIS(小島嶼国連合)の総会もあるとか。

関連の論説リンク。
 Suddenly, a few reasons to be optimistic about Copenhagen
 UN climate strategy puts talk ahead of deal-making-----Google(AP)
 朝日:〈潘基文・国連事務総長の寄稿 翻訳全文〉
http://www.asahi.com/international/update/0919/TKY200909190289.html
 ”コペンハーゲンで細かなところまで解決する必要はない。しかし、世界的な合意を成功したものにするには、すべての国々を巻き込まないといけない。各国の能力に見合ったもので、共通の長期的目標を目指しているものでなければならない。ここに、成功のための私の基準を挙げる。
 第1に、すべての国は、すべての主な排出源からの排出を減らすために最善を尽くさなければならない。先進工業国は、気候変動を和らげる目標を強化しなければならない。今の目標は国連の政府間パネルが必要としている水準に全く届いていない。途上国もまた、排出の伸びを遅らせ、貧困を減らす戦略の一環としても、環境に優しい成長を加速しなければならない。
 第2に、成功した合意というには、もはや避けられなくなっている気候変動の衝撃に最も弱い国々が適応できるよう、支援するものであるべきだ。これは、より安定した安全な世界に対する賢い投資であると同時に、倫理的な命令である。
 第3に、途上国には、低排出での成長に素早く移行するための資金調達と技術が必要だ。取引は、炭素取引市場を通じたものを含め、民間の投資にも開かれたものでなければならない。
 第4に、資源は、公平な管理の下ですべての国々が発言権を持つ方法で配分されるべきだ。”
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by togura04 | 2009-09-18 07:12 | 枠組みの解説
 右の枠の本紹介にリンクを張っておきます。(アマゾンで古本を取り寄せて読んでみましたが、なんだか写真と短い解説中心の本で、2000年の当時も民主党代表だった鳩山由紀夫氏自身が解説した文を読めるという点に意味があるようです。)

鳩山次期首相の朝日地球環境フォーラムでの発言より。
民主・鳩山代表のスピーチ全文 地球環境フォーラム(1/4ページ)
http://www.asahi.com/politics/update/0907/TKY200909070166.html
“ 私は2000年に『「成長の限界」に学ぶ』という小著の中で、以下のようなことを申し上げました。
 「私たちは産業革命以来、技術の進歩の中で豊かで便利な暮らしを追い求め、実際にそれを実現してきました。しかし一方で、人口増加や化石燃料の過度の消費による産業活動などにより、気候変動はすでに始まっており、その影響が拡大しています。では、具体的に何をするべきかという話になると、理論と現実のギャップの大きさの前に、多くの人が躊躇し、行動が伴わなくなりがちです。
 しかし、それではいけないのです。長期的でグローバルな視点を持ち、「このままの事態が進めば、こんな日本になってしまう、こういう世界になってしまう。だから今こういう部分を大きく動かし、改革しなければいけない」ということを理論立て、説得力のあるメッセージとして打ち出すことが本来、我々政治家のつとめです。
 私はよく「友愛」という言葉を使います。それは、違いを認めつつ、お互いに信頼して、より豊かで幸せな社会を作るためには、どういう協力がありうるかを探っていく。そこに「友愛精神」の真髄があると思っています。」
 9年前にこのように語った気持ちは現在も変わってはおりません。”

 そして、
“ まず、温室効果ガスの削減目標について申し上げます。
 本日ご出席されている、パチャウリ議長の下でのIPCCの結論を踏まえ、先進国は、率先して中期的、長期的な排出削減に努める必要があると考えています。わが国も長期の削減目標を定めることに積極的にコミットしていくべきであると考えています。また、中期目標についても、温暖化を止めるために科学が要請する水準に基づくものとして、2020年までに1990年比25%削減をめざします。
 これは、我々のマニフェストに掲げた政権公約であり、政治の意思として、あらゆる政策を総動員して実現をめざしていく決意です。 ”
と、民主党マニフェストの詳細に掲げた数値目標を守ることを公言しました。

やったねー。国際交渉を一歩前進させるには充分な、前向きな姿勢を示していただけました。

 英語圏のツイッターユーザーも次々とこの良いニュースを、米国の次の進展を促すために流しています。
ロイター:Japan PM-elect backs 25 percent greenhouse gas cut
http://www.reuters.com/article/GCA-GreenBusiness/idUSTRE5860G420090907

COP15DK:Japan tightens up on climate targets
http://en.cop15.dk/news/view+news?newsid=2033

 不死身の運命を持つ京都議定書に続き、「本当に負けられない戦いには簡単には負けない」もんですね。

追記:
各紙も大きく報道していますね。
 朝日社説:「「25%削減」―実現へ説得力ある道筋を」
http://www.asahi.com/paper/editorial20090908.html#Edit2
 読売記事:温室ガス25%減、途上国支援の鳩山イニシアチブも
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090830-592896/news/20090907-OYT1T00586.htm
 毎日記事:日本が変わる:鳩山・民主代表、温室効果ガス「25%削減」--「90年比」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090908ddm008020009000c.html
 日経記事:鳩山代表、温暖化ガス中期目標「90年比25%減」表明
http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20090907AS3S0700L07092009.html
 日経社説:低炭素社会への積極策で経済成長を(9/9)
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090908AS1K0800208092009.html
 しかし、この中でも、以前の毎日社説と同じ単純ミスを行っています。
 ”科学者らで構成する気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、今世紀末に産業革命以来の地球の平均気温の上昇を2度以内に抑えるには、先進国全体で20年までに90年比で25~40%の削減が必要と報告している。” こんな報告はありません。IPCCが指摘しているのは、「2℃台前半に抑えるには」25~40%の削減が必要ということです。
”京都議定書の約束期間の先、13年以降の削減枠組みは、これを下敷きに交渉すると、07年の締約国会議で決まった。”とありますが、科学的事実を政治的に捻じ曲げた合意がこの時になされたのでしょうか??

リンク:
しなやかな技術研究会「次期首相となる民主党の鳩山代表の温暖化効果ガス1990年比、25%削減目標表明の重み」

経産次官の反論?もあります。
望月経済産業事務次官の次官等会議後記者会見の概要
http://www.meti.go.jp/speeches/data_ej/ej090907j.html
 ↓以下に続く

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by togura04 | 2009-09-07 23:04 | 国内方針
日経エコロミーのマニフェスト比較より
http://eco.nikkei.co.jp/news/today/article.aspx?id=MMECn2000009082009&cid=ecow_topics
新たな政権与党?となるそれぞれの党のポジションを紹介しておきます。

◆民主党
20年までに温暖化ガスを25%削減(90年比)、50年までに60%強。キャップ&トレード方式による排出量取引市場を創設。地球温暖化対策税の導入を検討
・太陽光パネル、環境対応車、省エネ家電などの導入を助成し、温暖化対策と新産業育成を進める
・ガソリン税、軽油引取税、自動車重量税、自動車取得税の暫定税率は廃止。将来はガソリン税、軽油引取り税、は「地球温暖化対策税(仮称)」として一本化する
・温暖化ガス吸収など多面的な機能を持つ農山漁村を再生する
・間伐などの森林整備に向けて、必要な費用を森林所有者に交付する「森林管理・環境保全直接支払制度」を導入
・家電製品の販売に際し、CO2排出に関する情報を通知するなど「CO2の見える化」を推進
・全量買い取り方式の再生可能エネルギーに対する固定価格買い取り制度を早期導入。効率的な電力網(スマートグリード)の技術開発・普及を促す
・環境に優しい質の高い住宅の普及促進
・1次エネルギーの総供給量に占める再生可能エネルギーの割合を20年までに10%程度の水準に引き上げる

 (掲げた当時から、驚くべき高い目標値、と言ってもおかしくはありません。国際的な主張を受け入れた、最低限の数字ですが。)

◆社民党
温暖化ガス排出、20年までに90年比30%、50年までに80%削減
・太陽光や風力発電による仮定価格買い取り制度を導入
・スマートグリッド(次世代電力網)を普及
・バイオマスなど地域循環型の自然エネルギーを大幅拡充し雇用創出、地域振興を図る
・すべての国公立学校や公共施設に太陽光発電設備を導入
・脱原発を目指し核燃料サイクル・再処理を中止。プルサーマル計画に反対
・CO2排出量に比例する環境税の導入を目指し、社会保障や温暖化対策の財源に
・産業界などに排出枠を配分するキャップ&トレード型の国内排出量取引制度を導入
・生物多様性の保全を義務付け。水基本法を制定
・水俣病やアスベストなど公害問題の全面解決と補償・救済を実現

 (社民党はもっと踏み込んで、環境NGOsが求めた目標を組み込んだ数字だと言えます。民主党との大きな相違点は、脱原発の主張のところでしょう。民主党はむしろ原発推進の電力/電機/重工労組の影響が大きいため。)

◆国民新党
・ホームページに記載なし(9日現在)

 (国民新党の立場は元々の自民党に近く原発推進ですし、おそらくは温暖化対策自体に消極的なはずです。)

 全体として:
 連立政権の政策は、基本的に民主党の元々のポジションを中心に議論が進むのでしょうが、細かいところの議論は先送りして、数値目標で合意すれば、連立を組むことになるのが、今週の流れだと思われます。

 以下、民主党の過去のポジションを詳細にみていきます。
マニフェストの下位の文書である、民主党index2009より、各論は相当盛りだくさんです。
---

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by togura04 | 2009-09-06 20:41 | 国内方針

選挙=政変の日に

2009-08-31 21:24  初出

 日本の政変は海外から注目されています。温暖化との関連だけでも4件。
Japan's election brings new momentum
http://en.cop15.dk/news/view+news?newsid=1990

Swedish EU Presidency welcomes Japanese power shift
http://en.cop15.dk/news/view+news?newsid=2007

Looming Election Could Strengthen Japan's Climate Policy
http://www.nytimes.com/cwire/2009/08/28/28climatewire-looming-election-could-strengthen-japans-cli-98784.html

Japan's Yukio Hatoyama and Climate Change
http://www.worldchanging.com/archives/010421.html


 日本の国会議員たちが地球温暖化の問題をどれだけ理解しているでしょうね。
新たな最大勢力の民主党でいえば、現職が110名余、元職50名余、新人は140名ほどです。

ほぼ半分が新人ですから一からロビー活動をする羽目になるわけですねー。
 しょうがないので、国会議員のメールアドレス宛に、過去記事の紹介などをシコシコ送っていこう、と思っています。

過去ブログ『温暖化いろいろ』
http://sgw1.seesaa.net/
過去ブログ『ん!ピークオイル時代を語ろう』
http://sgw2.seesaa.net/
本ブログ『京都議定書の次のステップは何だろう』
http://sgw1.exblog.jp/

などの中から、印象に残るものを送って、政権の枠組みが定まる手持ち無沙汰のしばらくの時期、お勉強をしていただこうと思います。

9月2日追記:
以下のダイレクトメールを延べ233名の民主党衆院議員に送りました。エラーが戻ってきた24名の方にも送りたいなあ。後日参院議員の方にも送りまーす。
---
前略

 メールアドレスのわかる民主党衆議院議員のみなさまにお送りさせていただきます。

 外交日程としては、96日後、12月のコペンハーゲンCOP15会議を控えて、9月のG20と国連総会および国連事務総長主催の気候変動特別会合の場で、鳩山新首相の地球温暖化に対する方針が国際社会から評価されます。

 COP15が失敗に終わらないための抜本的な温暖化対策を日本政府が提案できるよう、民主党の国会議員の皆さまの中で議論が行われ、方向性を共有されることを期待しています。

 その議論のために「なぜ温暖化対策名目でのピークオイル対策が必要か」という観点の以下のQ&A資料をご一読いただければ幸いです。産業界内官僚=日本経団連さんの反対を押し切る一助になるものです。

・「ピークオイルQ&A」(pdf文書)
http://www.pwblog.com/user/SGW/files/POQ_A.pdf

 またピークオイル論に基づいた「グリーン・ニューディール政策」の分析も紹介いたします。
・国内外のグリーン・ニューディール政策の動向について
http://www.pwblog.com/user/SGW/files/GND.pdf

同趣旨の米国NGOからの政策提言も参照ください。
・ポストカーボン研究所による政策提言「真のニューディール」日本語版
http://www.pwblog.com/user/SGW/files/realnewdealJ.pdf
                          草々
---
以下、Q&Aのテキスト版をおいておきます。

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by togura04 | 2009-09-02 16:43 | 国内方針