地球温暖化の国際交渉をフォローしたいところです


by togura04

タグ:パブコメ ( 4 ) タグの人気記事

 関連記事を紹介していきます。

 ボンでの事前交渉会議に向けての日本政府の数値公表はないままで、終わってからの公表になるのではないでしょうか?

●毎日6/4:温室効果ガス削減:目標値で自民、公明、関東知事会が意見
 ”自民党の川口順子・地球温暖化対策推進本部事務局長は、同本部として特定の選択肢の支持を表明せず、政府が適切に選択、設定することを求める文書を麻生首相に提出。報道陣の取材に対し、個人的な意見として最低でも「90年比7%減」、あるいは「8~17%減」への支持を表明した。”
 ”公明党の田端正広・地球温暖化対策本部長は、経済危機対策で太陽光発電や次世代自動車普及を推進していることなどを踏まえ、▽90年比7%減よりも削減を進める▽幅を持った数値で表明--などを求めた。”
 ”また、関東地方知事会長の橋本昌・茨城県知事は、自治体レベルでは25%減などの厳しい目標を掲げていることを紹介し、「15%以上減」の目標を策定すべきだとした。”

●広告で「25%以上削減を」 市民団体、マンガ雑誌にも掲載
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060201000846.html
” 広告は、日本の有権者の約6割が25%以上削減すべきだと考えているとの独自の調査結果を示し「世界は、日本がリーダーになることを望んでいる。麻生首相、ぜひヒーローになってください」としている。”
f0203461_1030345.jpg
市民団体が日本経済新聞に出した意見広告(MAKE the RULEキャンペーン提供)(…をHPよりコピペ)
詳細はこちら
 ”10日発売のマンガ雑誌「ビッグコミック」にも登場するという。”ということで、人を見て法を説く見事なメディア戦略ですね~。

●共同:6割超が「25%減」支持 温暖化中期目標で電話調査
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060101001039.html
 ”日本の有権者の60%超が現在の地球温暖化対策は不十分だとし、温室効果ガスの排出を2020年に1990年比で25%以上削減することを中期目標にするべきだと考えているとの調査結果を、世界自然保護基金(WWF)などがまとめたことが1日、分かった。
 米国の世論調査会社に依頼し、5月16日から25日に日本の有権者を無作為に選んで電話調査、976人から回答を得た。
 麻生内閣の温暖化対策について「さらに多くの取り組みをするべきだ」と答えた人は62%で、「現状の取り組みでよい」とした人の26%を大きく上回った。
 中期目標について、現在検討されている選択肢の中で最も大きい「25%削減」を「ほぼ適切」とした人が41%、「十分に高いとは言えない」とさらに削減量が大きい目標にすべきだとした人が22%だったのに対し、「高すぎる」としたのは30%だった。”

また、日経の論説に英スターン卿が書いた記事の紹介を、ブログ『サステナ・ラボ』の「野心的目標を掲げよ」
でしています。
 分割していた記事をまとめなおしておきます。
●5/27にディビッド・ウォレン駐日英国大使がアジア調査会で行ったスピーチ 「低炭素経済回復」
http://ukinjapan.fco.gov.uk/ja/newsroom/?view=Speech&id=18376537
が、英国の中の考え方を紹介したものになっています。
”私は、2度目のオイルショックを、良く覚えています。当時、私は、英国大使館に勤務する若い外交官として、エネルギー問題に取り組み、ロッテルダムの現物市場で、1バレル40ドル、などという、天文学的な価格で石油を買わないよう、日本政府に働きかけていました!これから先、このようなオイルショックが再び起きないよう、努めなければなりません。”
 ここはしかし、ジョークのつもりで紹介したのでしょうか??

●環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログより
2020年時点で90年比4%増が大勢?  いよいよ混迷の度を増してきた日本の温室効果ガスの中期目標
http://blog.goo.ne.jp/backcast2007/e/a310ba691ab2f65f802c35f347d435d9
に関連の新聞報道がコピペされています。いやはや、スウェーデンのトレンドと全く好対照なのが日本のトレンドですね、恥ずかしい。

●5/29下記政府ビデオの中で委員の枝廣淳子さんが紹介していた、海外のコメントはこちらを参照ください。
【プレスリリース】JFSの「日本の中期目標に関する国際世論調査」、世界は半数が選択肢6を支持
http://www.japanfs.org/ja/aboutus/press/pages/029026.html

●5/25日経:温暖化ガス中期目標「7%減案」軸に詰め 首相、6月半ばまでに判断
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090525AT3S2400S24052009.html
 ”政府は2020年を目安とする温暖化ガス排出削減の中期目標について、これまでに示した6つの選択肢のうち、「1990年比7%減」の案を軸に絞り込みの検討に入る。国際交渉で存在感を確保するため一定の排出削減は欠かせないとみているほか、目標達成の実現可能性も見込めると判断した。今後の交渉では排出削減の基準年を京都議定書の90年から、複数の年との比較に変更することも求める方針。これらを含めた目標を6月半ばまでに麻生太郎首相が発表する。”

●5/24政府インターネットテレビに、
総理の動き-地球温暖化問題に関する懇談会-平成21年5月24日
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2590.html
が登録されています。パブコメおよび世論調査の結果を受けて、一応各委員のコメントも聞いた、という趣旨の会合であったようです。

●コラムニストセイジさんのブログ、経済ニュースゼミより
自滅への道
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/50850814.html

関連の読売社説
関連の日経と朝日の新聞社説

●読売新聞では中期目標のパブコメが6000件(途中集計、最終的には1万件余り)出ていること、産業界のゆるい目標と環境NGOsの厳しい目標の二分、と紹介しています。
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090514-OYT1T01266.htm

●地球温暖化問題に関する懇談会-平成21年5月24日のインターネットビデオから、最後の4大臣副大臣政務官からの最後の挨拶だけテープ起こしをしておきます。
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斉藤環境大臣

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by togura04 | 2009-06-03 09:29 | 国内方針
(初出09/5/16 16:37)

 気候ネットワークさんのHPのテンプレートにカットペーストする形で送ったものです。

(1)⑦●

 2005 年比-30%、1990 年比-25%以上の削減を求める。
 少なくとも⑥、実際には⑥よりも踏み込んだ削減対策が必要である。

 子どもたちに地球温暖化の被害のツケを残さないためには、科学の警告に耳を傾け、日本も大幅削減の道をたどる必要がある。

 一部の科学者および一部の途上国から、安定な気候のためには1.5℃安定化気温目標と350ppm大気中濃度目標が必要であると提案されていることを重く受け止めるべきである。
 すなわち、いわゆる「低炭素社会」を実現することでは不十分である。これまでの増加傾向をオーバーシュートさせて現在の387ppmから過去の350ppm大気中濃度に戻すためには、可及的速やかに「カーボンニュートラル国家」とそれを超えた「カーボンマイナス国家」を目指す削減対策を進める必要がある。

(2)その中期目標の実現に向けて、どのような政策を実施すべきか

項目
 気候の危機のみを見て敬して遠ざけるのではなく、日本政府は気候、エネルギー、経済のトリプル・クランチ(3重の危機)という概念を受け入れて、3重の危機への対応を取るとの政治決断を行うことが大事である。
 まずは2008年がピークオイルの年であったと宣言し「ピークオイル危機は深刻な課題であるため、今後##年間で脱石油社会への転換を達成する」と宣言すること、そしてこのピークオイルの概念を普及させる啓発教育を進めるべきである。
 目前の危機対応として脱石油社会への転換を図り、なおかつ温暖化を悪化させる悪影響のある対策を阻止すれば、結果的に温暖化対策が実施されることになる。

理由:
 2005年発行の米国エネルギー省のハーシュレポートによれば、ピークオイル時の需給ギャップを埋めるのに必要な対策規模は、対策を開始してから20年間程度、膨大な規模であらゆる代替案へ投資することによってのみ可能となる。
 国際エネルギー機関IEAのWEO2008のデータによると、石油開発にも従来の何倍もの割高な投資を膨大にしなければ、2015年頃の時期のBauシナリオすら維持できない。つまり安い石油時代は(仮に2008年に終わったものと宣言せずとも、)遅くとも2015年頃に終わっている。ただちに死に物狂いのエネルギー対策を始めなければハーシュレポートが求める対策には間に合わない。

 この2015年とは2020年よりも数年前であるから、安価な石油価格を想定した懇談会の6つのシナリオ評価は全て、不適切な前提条件で行われた計算であり、無効である。

 昨年夏欧米では主流になったピークオイル論の警告で言われたような、1バレル200-300ドルといった高い原油価格や極端なボラティリティの下では、従来型の石油消費の傾向を続ければ貿易赤字を避けることが不可能となり、輸出依存型のGDP成長はありえなくなる。
 安い石油がなくなることで、産業界は壊滅的な影響を受けることが想定されるからには、脱石油、脱化石燃料のシステムに転換すること、それ以外に経済を生き返らせる道もない。

 あらゆる需要と社会の仕組みを、従来のグローバル化とは逆向きの、「再ローカル化」させることを日本版の「グリーン・ニューディール」として始めるべきである。

(3)その他、2020 年頃に向けた我が国の地球温暖化対策に関する意見

・日本は社会主義国ではないので、日本経団連が主張している、鉄鋼生産量1億2000万トン死守などという計画経済的な主張は、目的と手段を取り違えた浅はかな考えであることを確認すべきである。

・環境を破壊してしまえば経済もなし。そして今回国際協調に失敗すれば、世界を破滅においやったという恐ろしい責任だけが後に残るだろう。国際協調できる環境、そのものが絶滅に瀕しているのであるから、先進国の一端として、日本はコペンハーゲンCOP15における国際交渉を前向きにリードしなければならない。

・ただちに急速に成長させうる代替策は自然エネルギーの推進及び需要削減による「ネガワット」だけと考えられる。従ってこれらで賄える程度にまでエネルギーを減らしても成立するように社会および経済の構造を変えることを目指す必要がある。

・高速増殖炉路線の開発で対応することは不可能である。2050年の商用化からさらに60年間掛ける時間的余裕は、前述のピークオイルの下ではありえないから。
 実質的には破たんしている核燃料サイクル政策への固執は、「不都合な真実」であるピークオイルに目を向けさせなかった原因ともいえ、この政策を破棄するべきである。
 実際には1ワットも新たなエネルギーを生み出さない既存原発でのプルサーマル化には意味はなく軋轢を生むだけなので中止すべきである。
 そもそも反対運動により新規建設が止まっている在来型の原発も、急激な代替策の普及が必要な現状では解決策とはなりえない。

・温暖化を悪化する対策をとらないこと。熱帯林を破壊してのパームオイルプランテーションによりバイオ燃料開発を進めることは温暖化を加速すると評価されている。あるいはCCSなどは単にCO2を地底に埋め捨てる政策であるが、膨大なエネルギーも必要とするため化石燃料の消費削減には繋がらず、ますます高騰する化石燃料価格の下では単に実行できない絵に描いた餅である。

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コラムニストセイジさんのブログ、経済ニュースゼミにTBを送らせて頂きました。
自滅への道
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/50850814.html
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by togura04 | 2009-05-24 16:29 | 国内方針
(初出 4月28日1時38分)

 f0203461_1751279.jpgほんとうに久しぶりですが、温暖化関連のイベントに参加してきました。

 それはメイク・ザ・ルールキャンぺーンが和歌山県内の団体と共催で、和歌山県の高野山大学で開催した「地救フォーラムin高野山」です。(すでにこのHPには2日目に採択された高野山アピールが掲載されていますね)
(メイク・ザ・ルールキャンペーンのHPでも報告が上がっています。)
 詳しい内容紹介はまた後日掲載したいものですが、特に国際交渉に関連した大事な部分についてだけ記述しておきます。

・政府からのポスト京都での日本の排出削減目標に関するパブリック・コメント募集に市民が反応するよう呼びかけていました。

地球温暖化対策の中期目標に対するパブリックコメント
提出先メールアドレス ondankakondankai@cas.go.jp

後日追記:
気候ネットワークさんが提出用のテンプレート?を作っています。
 【↓こちらご活用ください↓】パブコメの意見フォーム
http://www.kikonet.org/research/archive/mtt/input.html


 項目についての抜粋です。
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2.募集する御意見の内容
(1)我が国の温室効果ガスの中期目標(2020 年)は、どの程度の排出量とすべきか
・ 6つの選択肢から選ぶか、独自にふさわしいと考える排出量(■■年比●●%)を挙げてください。また、その理由も述べてください。

(2)その中期目標の実現に向けて、どのような政策を実施すべきか

(3)その他、2020 年頃に向けた我が国の地球温暖化対策に関する意見

3.意見提出の要領
意見書に氏名(法人・団体の場合は法人・団体名と担当者名)、住所、電話番号、電子メールアドレスを明記の上、意見提出期限までに電子メールにて提出してください。

4.意見募集期限
平成21年5月16日(土)(必着)
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 各地で先週開催された公聴会(「地球温暖化の中期目標に関する意見交換会」)では、ドブネズミ色のスーツを着たビジネスマンたちが、口々に、日本政府は6つのシナリオのうちで、①の4%増加シナリオを取るべきだ、そうでなければ産業界は潰れてしまうという後ろ向きな発言で市民の声を圧倒していた、ということです。

 これまでの懇談会はあくまで懇談会であり、国民の意見を参考に麻生首相が決める判断材料をまとめただけ、ということのようですが、このままでは、麻生首相が後ろ向きの決断をし、日本政府が足を引っ張るせいで、コペンハーゲンCOP15の交渉を崩壊させ、最も貴重な資源である、「時間」を空費させてしまうかもしれません。

 10年間対策が遅れれば、どうなるか?について書いた新聞記事がありました。抜粋しておきましょう。

温室効果ガス:排出削減、10年遅れたら…温暖化確率15ポイント上昇‐‐ 専門家指摘
毎日新聞 2009年3月30日 より

 ”IPCCは「2度以内」で収める確率を最も高めるには、20年の先進国の排出量を90年比で25~40%削減する必要があると分析。欧州連合(EU)は90年比30%の削減を掲げた。一方、米国は大幅削減の実施時期は先送りする立場だ。
 研究チームは、先進国の排出量について、(1)EUの主張を採択し20年に大幅削減が始まった場合(2)米国の主張が尊重され大幅削減が10年遅れ の30年になった場合‐‐で、2度上昇が起きる確率を計算した。その結果、(1)に比べて(2)の排出量は35%増えた。それに伴い気温上昇が2度以上になる確率は27%から42%に上昇した。”

 しかしこれは合意できた場合の合意幅についての試算ですが、COP15で合意出来なかった場合には次の年にも再び合意できないリスクというものが新たに湧き上がります。国際協調を採るための、国際社会という人工環境は、そのような先送りに最も脆弱なシステムであるということがありえます。

 去年起きたことは、たとえば世界食糧危機(ナショナル・ジオグラフィックの特集があります)は、国際社会の崩壊の危機に関わる問題だったでしょう。

 COP15をあと220日ほど先に控え、メイク・ザ・ルールキャンペーンは、その鼎の軽重を問われる期間に入りました。

 果たして日本政府は、そして私たち日本の市民は、温暖化対策に前向きなオバマ政権の誕生という文字通り最後の機会を生かすつもりがあるのでしょうか? いかがですか?

リンク:
気候ネットワーク・特設ページ
2020年の中期目標の検討

関連ブログ集
エコビレッジへの旅:中期目標の選択肢
サステイナブルなもの -Something Sustainable-:日本の中期目標に求められるもの
日刊温暖化新聞:日本の中期目標を考えるために~基本的な前提と考える視点
環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ:日本の温室効果ガス削減中間目標 これはもうどう考えたらよいのだろう???

朝日新聞社説09/4/25:温室ガス削減―中期目標の意味は重い
http://www.asahi.com/paper/editorial20090425.html?ref=any#Edit2

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by togura04 | 2009-05-14 10:42 | 国内方針
「地球温暖化の中期目標に関する意見交換会」
が全国5箇所で開催されます。

 経産省HP掲載の
地球温暖化の中期目標に関する意見交換会について
http://www.meti.go.jp/press/20090407008/20090407008.html
より転記しておきます。
---
 政府は、本年6月までに地球温暖化の中期目標(我が国の 2020 年の温室効果ガス排出量についての削減目標)を決定することとしており、3 月 27 日にその選択肢を公表したところです。
(その公表したのはここのことでしょう。)

 この中期目標は、
① その実現には政府・企業・国民の幅広い努力が必要となること、
② 我が国の社会経済に大きな影響を与えるものであること、
から、国民的な議論を十分に経た上で決定することが必要です。
そこで、直接、国民の皆様の意見を聴くための意見交換会を、以下のとおり全国5か所で開催することといたしましたので、お知らせいたします。

【開催地】
東京、大阪、名古屋、札幌、福岡(各1回ずつ開催)
(以下、最下部に移動)
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 拙ブログのStupid George Walkerとして主張したいことは、(何度もむだなパブコメを書きましたが)ピークオイル時代を迎えた(orもうピークを過ぎた)今日、従来どおりのビジネス、なりゆきシナリオなどというのはもはやない、ということです。

To Leaders attending G8 Summit
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/14373.html
経産省手抜き試算でG8サミットの足を引っ張る
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/13502.html
あなたにとってのキョウトの宿題がパブコメ2件になっています
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/12314.html

 どなたか、各会場でこのことを読み上げ紹介するという奇特なボランティアをしていただける方はいらっしゃいませんでしょうか?

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by togura04 | 2009-04-08 03:18 | 国内方針